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64. 次元牢獄

last update Última atualização: 2025-12-26 11:19:58

「ハーッハッハッハ! 女神の手下どもめ、我らの怒りを思い知れ!」

 漆黒のサイバースーツに身を包んだ大柄な男が、紫色の光に包まれながら上空からゆっくりと降りてくる。その禍々しい姿はまるで魔王が降臨するかのようにすら見えた。

 あっ……。

 ソリスは男の顔を見てつい声を漏らす。それはジグラートで戦ったテロリストだった。確かにシアンが息の根を止めたはずなのに、なぜ復活しているのだろうか?

 ソリスはその得体の知れない邪悪な存在の復活に、冷や汗がじわりと額に浮かぶのを感じた。

「休んでもらおかしら」

 珍しく怒りを露わにしたイヴィットは、空間を裂いて黄金に輝く弓矢を取り出すと、ためらうことなく男の心臓に向けて放つ――――。

 バシュッ!

 美しい緑色の微粒子を振りまきながら、風を切って男へと一直線に突き進む黄金の矢。その輝きはまるで、煌めく彗星のようだった。

 しかし、男はニヤリと笑うとフッと消えてしまった。一瞬辺りにチラチラと無数の気配を感じたが、それもまた消えてしまう。

「えっ!?」「ど、どこ……?」

 突然の消失に一行は動揺し、顔色を失った。戦闘中に敵を見失うなんてことは、あってはならない重大なミスだった。訓練中に何度もシアンのゲンコツで戒められたのに、実戦でやらかしてしまった自分の不甲斐なさに、ソリスは口をキュッと結んだ。

「なんだ、どうしようもないド素人だな……」

 男は一行の背後で腕を組み、仁王立ちして不敵に鼻で嗤っていた。その表情には明らかな余裕が見受けられる。これはいつでも自分たちを瞬殺できる、という意味なのだろう。

「くっ……」

 驚いて振り返ったソリスは奥歯をギリッと鳴らした。

 確かにシアンとの戦闘訓練ではよくやられた技ではあったが、実戦の緊張の中ではそれを生かすことができなかった。

「女神はこんなおばさんたちをどうしようって言うんだ? 余程の人材難だな、ハッハッハ」

 ソリスはそんな挑

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